誰もが羨むパーフェクトな存在だけど、恋だけはうまくいかない彼女が、ある出会いから韓国でアイドルを目指し仲間たちと切磋琢磨することに……。 TWICEのモモ・サナ・ミナ、LE SSERAFIMのサクラ(宮脇咲良)やカズハ、NCT 127のYUTAなど、グローバルに人気を集めるK-POPグループの「日本人メンバー」として活躍するケースは増えています。 デビューを目指して切磋琢磨する練習生はみんながライバルで、大切な仲間。「歌もダンスも完璧」だったらアイドルになれるわけでもなく…。 K-POPファンはもちろん、かわいくてカッコいい芯のある女の子たちの成長物語としても抜群におもしろいのです! 作者のタヤマ碧さんに聞きました。
「K-POPアイドルスポ根漫画」
ーーご自身のツイートで「K-POPアイドルスポ根漫画」と紹介されていましたが、このテーマで作品を描こうと思ったきっかけや理由があれば教えてください。 「女の子の成長物語が好き、ダンスを見ることと韓国アイドルのファッションに興味がある」と当時の担当さんに話していたら「じゃあK-POPアイドルを目指す話を描いたら?」とすすめられ、すんなり題材が決まりました。 自分一人では描くハードルが高すぎて出てこなかった題材だと思います。 連載前に2回ソウルに行きました。1回目は自由に行動して、2回目はアコピアスクールという団体に協力していただき、K-POPアイドルを目指す日本人の方の練習を見学したり、インタビューさせてもらったりしました。 2019年の暮れごろだったので、ギリギリコロナ禍に巻き込まれず運が良かったなと思います。
アイドル漫画家が見るK-POPの魅力は?
ーー作品を読む限り、タヤマ先生自身もK-POPがお好きなんだろうなと感じますが、特に好きなグループや楽曲などはありますか? 最近はIVE「After LIKE」がお気に入りです。 ーーその一瞬の輝きが伝わってくるようなキラキラした絵がとても素敵です。マンガを描くうえで心がけていること、ここは気合いれてるので注目してほしい!というポイントがあればぜひ教えてください。 以前は青年マンガを描いていて淡白な画面になりやすかったので意識してキラキラさせてます。といっても、ゴチャゴチャしすぎないように見やすさはいつも気にしています。 描いていて楽しいのは体のラインです。MV編(53〜60話)の水着回(57〜59話)は気合い入れて描いたので見てください! 絵も性格も、天花、ジウ、ミンチェ、スアあたりは描きやすいです。 他に描くのが難しいのは、イケメンキャラ全般です。女の子と比べると描いた経験が少ないのでまだ伸びしろがあると信じています。 試験結果を見るようで毎回緊張しますが、なるべく見ています。 最近は「しがむ」というセリフが分からないというコメントを見てはじめて方言だということを知りました。 「スルメをしがむ」とか普通に使っていたので……意図せず出身地がバレるのはなんだか恥ずかしかったです。 これを言ったシオン先輩は関西出身なのかもしれません。 少しだけ、ダークな展開を考えてます。 どんな反応が返ってくるのか分からないですが、だからこそ挑戦してみたいと思ってます。 👉『ガールクラッシュ』第1話試し読みはこちら