一方で、イギリス王室側はメーガン妃に寄り添うことなく、人種差別に当たる発言をしていたと主張しました。 2002年の俳優としてデビューしたメーガン妃。2011年には大人気ドラマ『SUITS/スーツ』にメインキャストの1人として登場し、注目を集めました。 2人の関係が世界的に報じられるやいなや、メーガン妃はメディアの注目の的に。 当時、『SUITS/スーツ』の撮影中だったにもかかわらず、カナダ・トロントのメーガン妃の自宅前に張りこむパパラッチも少なくありませんでした。 メディアが追っていたメーガン妃の報道は、「王室の新恋人」というより人種差別的なものだったと、ヘンリー王子は番組で振り返っています。 ヘンリー王子が、当時の記事のタイトル「ヘンリーの新恋人はカリフォルニアの有色人種が多く住む地域出身。しかもそこは犯罪多発地区だった…」と引用すると、メーガン妃はこう返します。 「確かにカリフォルニア出身だけど、私はその地区出身じゃない。そこに住んだことすらない。事実無根です」 「メーガンが経験したようなメディアの執拗な付きまといを、私の家族、つまり王室の多くのメンバーも、過去に同じように経験しています」 「だから、ほとんど『通過儀礼』のようなものでした」 「王室側からは、こんな質問も受けました。『私の妻だって、メディアの報道で散々な目に遭ったのに、どうしてメーガンは擁護しないといけないのか?』『なぜメーガンだけ特別な扱いを受けているのか?』『メーガンが守られなきゃいけない理由は?』」 「だから私はこう言うしかなかった。『決定的な違いは、人種の部分じゃないですか?』と」 ウィリアム皇太子の妻・キャサリン妃も何年もの間メディアに追いかけられ、自身の家庭が中流階級であることを理由に、「皇太子との結婚は相応しくない」といった旨の批判報道を受けました。 「『これ(加熱報道)は、私たち全員が経験している』と言われました」 「ケイト(キャサリン妃の略称)は、ウィリアム(皇太子)との結婚を長年待っていた。だから『ウェイティ・ケイティ(結婚を待ち望むケイティ)』と呼ばれていました」 「そう呼ばれながら、結婚の機を待つ。本当に大変だったと思います。でも、私には実際どのような気持ちだったかはわかりません。だって、私の場合はもっとひどい扱いでしたから」 「王室が、『私たちは失礼な報道に対処しなければならなかった』とお気楽な感じで言いますが、その『失礼』と人種差別を同じにしないでほしいです」 メーガン妃は、当時1歳だった息子アーチーの肌の色を「懸念」する会話が王室内で交わされていたとも明かしています。 「生きたくないと思った」と、自殺を考えていたことも語りました。 現在、第3話まで公開されている『ハリー&メーガン』。12月15日に第4〜6話が公開予定です。
February 2, 2023 · 1 min · 19 words · Raul Smith