そんな僕っておかしいですか? こぼちゃん先生(泌尿器科医の小堀善友先生)に聞いてみましょう。 🐨:なんだか最近、ムラムラしちゃって、ついついシコっちゃうんです。1日に何度もやってしまうこともあります。僕っておかしいのでしょうか? こぼちゃん先生:まったくおかしいことはないですよ。シコって出すと気持ちいですもんね! 男性の場合、ペニスに刺激を与えて射精(精液を外に出すこと)することをマスターベーションと言います。オナニーや自慰(じい)とも言いますね。 男性だけではなく、女性も性器に手や道具で刺激を与えて気持ち良くなるためにやりますよ。 やり過ぎて悪いことは起きませんし、1日に何度やっても問題はありません。ただ、バイ菌への感染を防ぐため、清潔な手や道具を使ってくださいね。
「床オナ」などの「ヤバいオナニー」は止めましょう
こぼちゃん先生:もう一つ、男性の場合は「適切でない方法」でオナニーをすると、将来誰かとセックスする時に射精がしづらくなる問題が起きてしまいます。 セックスは、女性の腟の穴にちんちんを差し込んで、ピストン運動の刺激で射精します。 ところがヤバいオナニーの強過ぎる刺激に慣れてしまうと、セックスしても気持ちよくならずに「イケない」(絶頂を迎えられない)ことがあるのです。射精ができなくなります。 🐨:ヤバいオナニーってどんな方法ですか? こぼちゃん先生:主なものは大きく分けて3つあります。
「床オナ」…手を使わずに床に押し付ける、足に挟み込む、雑誌や布団などを押し付ける方法「強グリップ」…強くペニスを握り過ぎたり、上下運動が速過ぎたりする方法「足ピン」…足を伸ばした状態でないとイケないようにする方法
「床オナ」だと、ちんちんが立たない状態で気持ちよくなってしまうこともあります。そうすると、普段からちんちんが立ちづらくなり、膣への挿入がができなくなる人もいるのです。 女性の中で射精できなくなくなると、赤ちゃんが欲しくなった時に困ることもあります。セックスで子どもを授かりたければ、若いうちからヤバいオナニーだけは絶対にやらないでね!
適切なオナニーって?
🐨:適切なオナニーってどういうやり方なんですか? こぼちゃん先生:みかんを潰さない程度の強さで軽くペニスを握り、1秒に1回ぐらい上下に動かします。好きな回数で大丈夫ですよ。体はリラックスさせた状態で、足もピンと伸ばした状態にはしないでくださいね。 大人になるにつれて誰もが経験する、からだとこころの変化。初めての出来事にびっくりしたり、不安を感じたりしたときは、探検隊の仲間と一緒にこたえを探しに行こう!「生理ってなに?」「ナプキンってどう使えばいいの?」など、“はじめの一歩“を助ける様々な情報をまとめました。